脂肪細胞を正常に保つこと

脂肪細胞を正常に保つことは、アディポネクチンの分泌を正常にするという意味だけでなく、様々な病気を防ぎ、さらに美容面でも良い状態をキープするという意味があります。

アディポネクチンとレプチンは、ダイエットだけでなく、糖尿病においても、この作用は無視できないというわけです。
「ちょっと太ってきたかな」程度なら、多少の努力で何とかなりますが、見た目にもはっきり「太っている」と認識されるほど太ってしまった場合、どうしたら効率的に痩せることができるのでしょうか。

まさにダイエットのためのホルモンと言えるでしょう。

特にレプチン（leptin）の場合、その名前の由来はギリシャ語の「レプトス（leptos）」で、これは「やせる」という意味せす。
これは一見アディポネクチンと無関係ですが、結果的にはアディポネクチンの分泌量の増大にもつながります。

脂肪細胞をいたわってアディポネクチンを増やそうアディポネクチンとレプチンは、ダイエットをする上において、ぜひ上手に利用していただきたいホルモンです。
つまり脂肪細胞が肥大化するとアディポネクチンが減少して、ますます痩せにくくなってしまうんですね。

脂肪細胞を正常にするための、最も健康的でリスクが少ない方法は「適度な運動と和食」。アディポネクチンとレプチンがインスリンと一緒に働くと、インスリンの作用が強くなることもわかっています。

脂肪細胞はアディポネクチンを分泌しますが、一方でアディポネクチンにも、脂肪を燃焼させるという作用があります。

アディポネクチンやレプチンを活用するためには、体脂肪の量を適切に保つのが一番いいのですが、既に太ってしまってこれらの働きが鈍ってしまっている（「なかなか満腹感を得られない」などが最たるもの）人は、サプリメントを利用するのもいいでしょう。

またストレスをためないことや、飲酒・喫煙を控えることも大切です。
アディポネクチンを増やすためのサプリメントはよく知られていますが、レプチンの方も、亜鉛サプリメントを利用することで増やすことができるようです。